えがおで りんと このばしょで

表現者であり女・小沼枝里子のあれやこれ。

蘆屋の人々。

あと何記事書いたら気が済むのでしょうか←

振り返りはまだまだ続きます。

 

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三女・国宗の恋人、河本兼定と、使用人・田淵藤次郎。

もうほんと、稽古中から思ってた。

妹がこんな彼氏連れてきたら絶対許さねぇ←

正宗的にはちょっと調子のいい奴だな、くらいにしか思って無かったけど。
多分、何だかんだ蘆屋家の人間の前では上手く振る舞ってそうな気がしてたんですよねー。
あ、演じた山下くん自身はすっごい好きな役者さんですよ(笑)
何というか、とても絶妙な間を持ってて、特別な事してるわけじゃないのにめっちゃ面白いの。
彼のインスタグラム、オススメです。面白いから(笑)

国宗と同様、本当に俗っぽくてある意味でとても人間らしいキャラクターだった兼定。
小夜に手を出したのも、その瞬間の興味に従った結果だったんだろうね。
一発で子供出来ちゃってるから、事件とか無い状態でバレてたら大問題になってただろうけどw
彼がどんな気持ちで国宗と付き合ってたのか、その陰で小夜とはどんなやり取りをしていたのか気になるところ。
宗近にとっては嫌悪の対象でしかなかったんだろうなぁ。

 

そして、藤次郎を演じた篠崎くん。
本人にも言ったけど、まず声を大にして言いたい。

あたしは貴方の顔が大好きです←

綺麗な顔立ちしてるなー、とずっと思ってました。稽古中。
面食いですけど何か?(ぉ

戦災孤児で、蘆屋家に育ててもらった、って言ってたのであたしの中では宗近よりも2つくらい年上のイメージでした。
それ以外の道も無く、むしろ考えたことすら無く、本当に、ただ淡々と蘆屋家に仕えていたんだろうな。
その中で唯一見出した「理由」が、宗近だったのかもしれません。
無残な殺され方をしてしまったけれど、守りたい人を見つけた彼は、少しは幸せだったのかな。
どうなんだろう。

 

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叔父の嫁。蘆屋小夜役の小夜ちゃん。
名前と役名の一致は偶然だそうです。凄い。

たとえ愛されなくとも愛していたい。側にいたい。

気持ちが物凄くわかるだけに、いっそ共感ではなく傍観していたキャラクター。
彼女なりに覚悟して蘆屋家に嫁入りしたんだろうけど、寂しさに負けて、兼定に身体を預けてしまった彼女を誰も責められやしないよな。
子供が出来てしまったと知った時の絶望は計り知れないだろうけれど。

何を持って「本物の愛」とするのか。
この物語のテーマの一つでもあった気がします。

そしてこれも彼女には直接言いましたが。

小夜ちゃんの顔も超好き。

 

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高池温子役・かおりかりんさん。

まずは昔話担当、本当にお疲れ様でした…!!(笑)
語り部になった時の切り替わりようはお客様からもかなりの高評価。
めちゃめちゃプレッシャーかかってたと思いますが、本当にお見事でした。

正宗にとって、温子は則宗と同じような存在。
多分、正宗に良く当たられてたんだろうなぁ…(´_ゝ`)
仕えているっていう立場上、則宗よりも当たられる頻度高かったかもね。
温子も菊正に重宝されてるし。

宗次に心を寄せつつも、最期まで「蘆屋家に仕える人間」として生きた温子。

「私はずっと、貴方の従者です」

悲しくも潔い名言だなぁ、と思います。

 

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ふじもんさんは後でご紹介しますわ(笑)

叔父・村正役の黒さん。

別に無能なわけじゃないのに、姉の有能さに存在をかき消されてしまって、何となく欝々としてるところに、正宗は自分を重ねてちょっと苛々してた(笑)
家の為にした小夜との結婚も、自分の事は差し置いて、わが叔父ながら情けない男、と思ってたし、絶対こんな風に家には縛られない、と思っていたのだけど。

犯した罪を抱え、蘆屋の人間である事に誰よりも腹を括っていたのは、村正だったのかもしれません。

しかし、とみに思う。

疫病神が恋しい(笑)

 

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こんな風に笑顔で幸せに、穏やかに過ごせたら良かったのにな。

きっと、無理ではなかったはずなのに。

と。

やっぱり思わずにはいられないのです。

 

人の欲というものは、自然なもののはずなのに、どうしてこうも捩じれてしまうのだろう。