えがおで りんと このばしょで

表現者であり女・小沼枝里子のあれやこれ。

和歌朗読会。

7月22日の土曜日。
実に8ヶ月ぶりに、根岸理奈子さんの和歌朗読会に行って参りました。

2か月に一度、赤坂のお寺・常國寺で開催されているこちらのイベントに初めて参加したのは…いつだっけ?
まぁいいや←
知人の投稿に上がっていた「おんなを語る朗読家」という肩書きに惹かれ、お会いした事も無いのにFBでメッセージを送り、繋がらせて頂いたのが始まりでした。

百人一首の中の女流歌人」をテーマに、その女流歌人が残した和歌から、その人物像を読み解いていく、という何とも興味深い内容でして。
理奈子さんの心地いい声と、お寺の穏やかな空気感の中、本当にその女性の人となりに触れられるような時間を過ごせるのです。

実はですね、昨年11月の朗読会はまさかの大寝坊をやらかし、1、5月は予定が合わず、3月はお寺さんのご都合で中止になってしまい、なかなか行けなかったのですが!!
ようやっと!ようやっと久方ぶりに伺う事が出来たのでした!!(笑)

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今回は、番外編という事で「中宮定子」をピックアップ。
枕草子」の著者・清少納言が仕え、敬愛し、一条天皇に生涯愛された女性です。

彼女のエピソードを交えながら、清少納言一条天皇が詠んだ和歌、「枕草子」の一節も紹介して下さったのですが、定子様の何と魅力的な事か!
和歌を学ぶ中で、定子様ファンは結構多い、という話も聞いたのですが、それも頷ける歌とエピソードがたっぷりでした。

あたしはその中でも、定子様が清少納言に紙を送った、というエピソードが気に入りまして(笑)

 

清少納言が、「どうにも辛くて苦しくて、いなくなってしまいたいと思うような出来事が起きた時に、上等の筆と紙があれば心が慰められるのに」と定子様に話した事があったそうで。
その数年後、政治的策略により、藤原道長の娘・彰子が二人目の中宮として入内した時に、清少納言は「道長のスパイではないか」と疑われて、それを気に病み、里下がりしたらしいんですね。
そうしたらある日、定子様から贈り物が届いて、開けてみたらそれが「紙」だった、と。
「あまり上等な紙ではないけれどね」という文と共に、もう自身が言った事すら忘れていたような事を覚えていて、気遣って下さった事にいたく感激した、という話。

 

「筆と紙」という答えがめちゃくちゃ清少納言らしいなぁ、と思ったのと同時に、自身も肩身の狭い思いをしている境遇の中、相手を気遣える定子様の懐の広さに感服…。
この頃、定子の父母は亡くなり、兄も左遷され、後ろ盾がまったく無い状態。
叔父である道長が無理矢理娘を入内させた事により、定子は「皇后宮(こうごうみや)」という立場に追いやられ、実質的な中宮としての権力は彰子側にあった状態でした。
(でも、実は彰子も父のやり方には心を痛めていた様子。定子が亡くなった後、その息子を実子のように可愛がったそうです)

そんな状態の中でも、こんな心遣いが出来る女性が愛されないわけが無い(笑)
清少納言の感動が、理奈子さんの朗読を通してびしびしと伝わってくるようでした。

定子の辞世の句と、一条天皇が出家の間際に残した歌から窺い知れる二人の絆にもじんわりと心をあたためられ。

連理の枝と、比翼の鳥。

やっぱり、そういう方があたしは好きだな、と思ったのでした(笑)

 

会が終わった後は、住職の奥様お手製の精進お菓子♡
こちらも毎度楽しみなもののひとつで、今回も美味しく頂きました。

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あたし、抹茶ダメなのですがこれは食べられた!

理奈子さんからのブルーベリーも美味しかったです✨

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次回は9月30日。
ご興味ある方は、是非ご一緒しましょう♡

f:id:ONUMA_Eriko:20170724170952j:image 理奈子さん、ありがとうございました♡♡

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お寺さんを出た後、ドトールに入って久しぶりに食べたモンブラン♡(笑)
洋菓子も大好き。