えがおで りんと このばしょで

表現者であり女・小沼枝里子のあれやこれ。

徒然コイバナ。(笑)

先日、ダンス公演を観に、久しぶりに阿佐ヶ谷まで足を運びました。

行ったら何か、色々思い出しちゃったので、ちょっと綴ってみたくなったので書いてみます。

 

阿佐ヶ谷ってね、あたしにとって思い出の色が「濃い」んですよ。
そこまで数多いわけじゃないけれども。

 

まぁね、あれですよ。
前の相方さんの話になります(笑)

別れたのは2014年の12月5日。
4年近く付き合って、結婚まで考えていた末の選択でした。
切り出したのはあたしから。
向かいたい先が、違うだけでした。

 

2010年の12月。
阿佐ヶ谷アルシェで某団体の公演があって、あたしはそれに客演として出演していました。
(ちなみにこの時学んだ事。地方公演とかしてるからって劇団としてちゃんとしてるわけじゃないってこと。実績って、割とアテにならない)
あたしと彼は付き合いたてで、役者としてのあたしを観てもらったのは、この時が初めて。
付き合う前に何度かデートはしていたんだけど、まぁ、この時もほんと色々あってねーww
ま、この話は気が向いたら別でしようかな。
とにかく、すげーぐっちゃぐちゃで色々あった頃の「相談相手」でした。元々は。
その流れで彼にも相当ひどい事をしてしまったのだけど。
良く付き合ってくれたなと思うよほんとに(笑)
しかも知り合ったのmixiでさ、ネットがスタートの出会いで、良くこんなに長く付き合ってたなーって。
今でこそ珍しくないかもしれないけど、ほんの数年前までは「ネットで知り合った」って言うと、あんまりいい顔されなかったんだよねぇ(笑)

 

ちょっと話が逸れた。
んでね、さっきも書いた通り付き合いたてほやほやですよ。
お互い舞い上がってますよ、そりゃ(笑)
Wキャストだったから、自分のチームの公演の後時間があってね、観に来てもらった彼にちょっと待っててもらって一緒にご飯食べに行ったの。
「付き合う」ってなってから一緒にご飯食べたのはその時が初めてだったし、手を繋いだのもその時が最初で。
冬場で、あたしの手は物凄く冷たくて、そのくせめちゃくちゃドキドキしてて、頭と胴体だけやたら熱かった。ような気がします(笑)

 

彼、煙草吸う人でね。セブンスターのボックス。
あと、カルバンクラインのエタニティ使ってて。

「香り」の記憶ってね、強いよほんとに(笑)
香りから全部つながる。
煙草を持ってた指先とか、吸う口元とか、声とかさ。
金木犀の香りが好きな人で、エタニティ使ってたのも、どことなく金木犀の香りに似てたからって言ってた。
街中で同じ香水の香りが通り過ぎた時も思い出すんだけど、それと同じように、秋になって金木犀の香りがするようになると、やっぱり思い出したりします。
別れてから2年も経ってるのに、香りがする度、一枚の絵みたいな断片的な映像がいつも頭をよぎるのは、それだけ彼のイメージ像が頭の中で出来上がってるからなんですよね。
以前書いた事件が起こったのも彼と付き合っている間の事で、まぁそれはそれは濃い4年間だったなと思いますww

 

もーね、昨今稀に見るほどの硬派ないい男でした。
今まで付き合ってきた男の中でトップレベル。
何だったら今の相方さんよりも中身は断然いい男です←
心底愛してたし、愛されてたし、今でも愛してるし、彼もきっとそうだって自信がある。
別れた時にね、言ってくれたんですよ。
出会えた事が誇りだ、って。
後にも先にも一番で誰よりも愛してる、って。
別れたての時は、なんつー呪いの言葉だと思ったけど(笑)

 

そこから1年と少し経って、昨年の4月。
阿佐ヶ谷にまだバロックカフェがあった頃、そこで開いた鬼束ちひろのカバーワンマンライブ。
終わった後、当時のブログにも書いたけれど(もう今はありません)、最後の最後に歌った「流星群」は、あたしにとって彼から始まった歌で、やっとあの時、自分の傷や痛みを昇華出来た気がします。

 

呼ぶ声はいつだって 悲しみに変わるだけ
こんなにも醜いあたしを こんなにも証明するだけ
でも必要として
貴方に触れないあたしなら 無いのと同じだから

 

これを2014年末のライブで歌うと決めた頃、別れるかどうかをまだ悩んでる時で、実際別れてから歌ってみたらまー痛かったよねーww
でもね、そこから色んな経験を経てまた歌ってみたら、とてもとても優しい歌に変わってた。
同じ言葉と音なのに、心もちひとつで本当に不思議なもんです。

 

何となく書きたくなって書いてみてるだけなので、落としどころも何もないんだけどさ、この話w
でもね、いつも彼のことを思い出す度に思うのは、あたしにとってもやっぱりあの時間は誇りで、今この瞬間のあたしを形成するのに必要不可欠だったってこと。

それは勿論この彼に限った話じゃなくて、今まで時間を共にした男の人たちすべて。

愛の伝え方も、肌の重ね方も、喧嘩の仕方だって、当たり前だけどみんな違う。

いつか記憶はどんどん朧げになっていって、思い出せなくなって、それでも忘れる事はないんだろうと思う。

泣いたり怒ったり恨んだり、それほどに愛して笑って、そのすべてが無くなっても無くならない。

 

別に、経験があることが偉いわけでもないけれど、でもあたしは「知ってる」事が多くて良かったな、とはやっぱり思うのです。

頭じゃなく、心で。

まー、今の相方さんとの関係性も、相当ユニークなもの築いてるなーと思いますけれどもw

めっちゃ茨の道だし、世間的には非難ごうごうだしw、そんでもあたしを良く知る人たちは肯定も否定もせず、ただ受け入れて「見て」いてくれるから、それはめちゃめちゃ有難い事なんだと思うのです。

あたしみたいなクズでも(笑)、好きだと言って、信じてくれてる人が結構多いって凄くないですか?(笑)
あたしの今の状況知っててもだよ?

 

一寸先は闇。

だけれど。

意外と、小さなライターくらいは誰でも持ってるもんだったりします。

闇の方が心地良かったりもするけどね(笑)

勇気をちょっとだけ出して灯りを点けたら、ちょっとおもしろいもんが見えるかもしれません。